願いは「健やかに」

おとんにまつわる記憶で一番覚えているのは私が高校生くらいの頃、祖父が死んだかで葬式に参加したけど翌日学校に行く為に隣の県から自分だけ帰る為明け方におとんに送ってもらった時の事。寒い冬だったと思う。中間地点の自動販売機でおとんがあったかい飲み物を買って来るといって買ってきたその飲み物をみてなんだか愕然としたことを覚えている。
それはジョージアでも午後の紅茶でもなかった。かなりファンシーな牛の絵が描いてある「みるくここあ」とかそういった飲み物だったのだ。飲んでみると想像をはるかに超えてめちゃくちゃに甘かった。お父さん私もう高校生ばい?と突っ込みたくなるのと笑いをこらえるのとなんだか涙が出てくるような気持ちも入り混じった不思議な気持ちだった。きっといくつになってもおとんは私にあの飲み物を買って来るに違いない。おとんにとって私はいつまでも小さな小さな女の子なんだろうな。相方がムスメを見る眼差しを見てそんなことを考えた。
今日はムスメのおたんじょび。「はらぺこあおむし」の本を買ってプレゼントしたら20回ぐらい読まされた・・。