きっと近しい人

そろそろお腹が目立ってきた頃。哺乳類哺乳類。 もともと太いので今はまだまだただの腹のでたひと とも見れる。JRとバスで通勤しているけど優先席の前にいても席をゆずられる事などまずない。ある日はマスクをしたどう見ても妊婦さんが立ってるのに席をゆずる人はいなかった。せちがらいなあ。妊娠は病気ではないとはいえ妊婦さんに必要なのは周りの気づかってくれる気持ち そういう当たり前の優しい気持ちにいつでも触れる事が大切なのにとつくづく思う。
そんな今日 帰りのJRで優先席の前に立っていた。座ってるのは落ち着きのない女子高生とマスクをした三十代のメガネ女子。体調も悪くないし気にせず立っていたらメガネ女子がなんとく落ち着かない。「げ ひょっとして席をゆずろうとしている??」と思い いざそうなるとなんか恥ずかしい・・と思ってこっちもソワソワしていると次の駅になりドアがあいたところでメガネ女子は立ち上がってドアの方に歩いて行った。「ああ降りる前のソワソワだったのか」と思い座ってふと前を見ると、メガネ女子は遠く離れた場所に立っていた。
そう彼女はすごく消極的に席を譲ってくれたのだ。ちょっとだけ逃げるように。ああ。絶対あの人とは友達になれる・・。でもああいう人は色々と気持ちはあるのに表現が下手で誤解されたり損したりするんだろうな・・でも絶対伝わる人には伝わるから貫いてほしいなとか、まるで 自分に言い聞かせるように彼女に勝手に思いを馳せた。