彼女とお弁当と結婚式

今日は大切な友人の結婚式。九州で一番都会の某県へ。朝早いので髪とかどうしようか悩み、ぐりんぐりんに巻けばいいかと新調したカーラーを巻いて眠りに就く。
そして朝。まさかのカーラー大失敗。ドリフかアメリカのコメディのような展開。半泣きで適当にアレンジして駅へ。相方に送ってもらうが、朝の騒ぎで結婚指輪のはめ忘れを指摘され、「出るときに気づいてよ!!」と逆切れしつつ(最低です)別れる。
結婚式はとってもよかった。
ほぼ同じ時期に式を挙げたので、この「結婚式を挙げる」という事の理不尽さも幸せも彼女とは分かち合えた。きっと相方よりも。経験者は皆終わるとあの理不尽さを忘れちゃうんだよね。自分も含め。それは幸せなことなのだけど。だからなおさら真っ最中の悩みをわかりあえる人がいたのは本当に心強かった。
友人は本当に綺麗だった。挙式でバーンと入場してきたときから泣いてしまった。。親戚のおばちゃんか・・。私はこの子のことが特別好きで、一見高嶺の花の冷たそうな美人なのだけど、中身は全く違う従順な自信のないところのある子なので、調子に乗った男が寄ってきて今まで本当に男運がなかった。彼女がそういうことに悩むたびに「俺なら泣かせないのに!!」と地団太を踏んで相方に本気で疑われたものだった。いや、本気なんですけどもね。
今の旦那と運命の出会いをする前にどうにも八方塞がりな状況だった彼女が私の県に遊びに来るというので、普通にランチじゃなくお弁当を作って海辺の公園へ誘った。私のほうも相方と順風満帆という訳ではなかったので、海を見ながら二人で「これからどうなるんだろうね」という話を夕暮れまでしたのはなんだか忘れられない。二人ともぼーっとしてるからトンビにから揚げさらわれたっけね・・箸からもろにね・・。あのとき作ったお弁当。彼女はとっても喜んでくれた。愛を込めましたものね。愛を。
彼女も今夜は理不尽さを忘れて幸せを感じているだろうか。いつもそうであることを切に願っている。